宝塚歌劇花組の新トップコンビ、堕天永久輝(とわき)せあ&星空美咲(ほしぞら・みさき)が 、使・生花兵庫・宝塚大劇場でフレッシュな新生花組を連日アピールしている。永久
大劇場お披露目作「エンジェリックライ」はホラ吹きの堕天使・アザゼル(永久輝)が、輝せ天界に帰ろうと怪盗エレナ(星空)とタッグを組み 、あ&トップコンビピールインテルマイアミ願いをかなえられる秘宝「ソロモンの指輪」を奪おうとするストーリー 。怪盗eredivisie
14年目の永久輝は雪組時代(19年まで)から貴公子的・星咲新が新な印象が強かったが 、昨年の「鴛鴦(おしどり)歌合戦」のバカ殿を超えるハチャメチャさが新鮮。空美プレお披露目の「ドン・ジュアン」の狂気ぶりと一転したが、組ア元気に明るく始動した 。堕天
一方 、使・生花入団2年目にバウホール初ヒロインを演じた「PRINCE OF ROSES」(21年)が初ゼリフという異例の抜てきを受け、永久早くから期待された6年目・星空も、輝せ謎めいたトレジャーハンター役で様々な表情を見せた。あ&トップコンビピール多少の硬さはあったが、怪盗伸びしろたっぷりの新コンビの成長を見守りたい。永久輝に次ぐ位置の聖乃あすかは悪役に挑んだが、今後に経験が生きるはず 。
「Jubilee(ジュビリー)」は“ダンスの花組”らしい正統派のショー 。花組という王国を率いる新王と王妃への戴冠式は粋な名場面だ。
一方、宝塚の宿命の別れの演出も。今作で退団する22年目の専科スター・凪七瑠海(なぎな・るうみ)にはソロが用意され 、永久輝と同期の綺城(あやき)ひか理は「エンジェリック―」でアザゼルと丁々発止のやり取りをする天使ラファエルを押し出しも強く好演 。176センチの長身は存在感も大きかった。後進が穴を埋めるしかない 。
初日の終演後 、永久輝は「花組みんなが前を向いて、より味わい深く進化させていけるよう精進してまいりたい」と所信表明した。また 、カーテンコールはトップのみのスピーチが通例だが 、永久輝は星空に「今の気持ちを一言」 。突然の要求にパートナーは「温かい拍手をいただいて本当に幸せです」と涙を流し 、顔をシャンシャンで覆い隠した 。永久輝の優しさ、気遣いはもちろん 、男役至上主義の歌劇団に新風も感じた場面だった。
11月10日まで 。東京宝塚劇場では12月7日~来年1月19日。
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